年を取ると若い時よりも代謝が落ちてきて、私自身最近お腹のお肉が気になってました。
何気なく「断食」に興味が湧き、この本を読んでみました。この著者は、食べない健康法として、「朝食抜き」または「1日1食」を推奨しています。
私自身今までずっと朝食は食べてきていたのですが、この本に影響されて30日ほど前から朝食抜きにしてます。30日前に比べ、体重も緩やかに2kgほど落ちてます。
食べ過ぎのデメリットがよくわかる
何よりも「病気になりやすい」という点です。著者の石原結實医師は、なぜ病気になりやすいのか、どんな病気になるのかなど、わかりやすいデータや表で解説されているので、読んでいてとても腑に落ちます。
例えば・・
食生活の変化
1950年(昭和25年)と比べ、2007年(平成19年)では、肉の摂取量約10倍、卵は約6倍、牛乳は約18倍と増加。逆に米の摂取量は約半分、芋類は10分の1に減少した。
「食べない」健康法より
確かに戦後食生活は大きく変わってます。
食べ過ぎはガンの背景
ガンによる死者の数は、1975年では約13万人だったが、2007年には35万人と激増している。日本の医師数は、1975年には13万人余だったが、2007年には29万人と倍増。医療は日々格段に進歩し、医療費は年間36兆円も費消されているにも関わらず、心筋梗塞や脳梗塞などの血管病も年々増加している。
ガンができてくる背景には、「食べ過ぎ」がある。
ガンだけではなくて、食べ過ぎは高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などに繋がる。
「食べない」健康法より
空腹のメリットがよくわかる
- 頭脳が明晰になる
- 免疫力が上がる
- 身体のだるさがとれる
- ストレスに強くなる
などのメリットを、内科医の観点からわかりやすく解説されてます。
読後、1日2食にしての変化
空腹に対して肯定的になった
私自身以前はお腹がすくと、イライラ感が強かったのですが、空腹感に対して肯定的になったせいか今は空腹時には前よりイライラしなくなりました。これは大きいです。
お腹が前よりもすかなくなった
そして、前よりも食べていないのに関わらず、お腹があまりすかなくなりました。動く量は前と全く変わりません。むしろ週に1回50分ほどランニングしている分、増えたくらいです。
3食キッチリと食べていた頃は、10時30分、15時くらいに小腹が空くことが多かったですが、今は15時にお腹が空くことはないです。
油物の摂取が減った
朝食を食べないので、昼食は油物が欲しくなりません。胃にやさしいあっさりした消化に良いものを欲しくなるので、昼食はうどんやそばなどが多いです。
カップ麺も以前は週2くらいで昼食にしていたのですが、今は全く欲しくなくなって食べなくなりました。
ちなみに夜ご飯は、その時食べたい物、好きなものを食べてます。
体重が減った
30日に前に比べると2kgなので緩やかです。ダイエットとかではなく、1日2食は無理なく続けられるところがよいです。
まとめ
「減らす」ことのメリットは大きいです。
私自身4年ほど前に人生がときめく片づけの魔法という本を読んで持ち物を大幅に減らしました。物が少ないと場所が広くなりますし、今あるものをより大切にできたり、余計な物を買わなくなって身軽になります。
物が多すぎるとデメリットがあるように、食べ物も摂り過ぎるとデメリットがあることは間違いありません。
食べない健康法を求める人に、とてもオススメの本です。