アートセラピーは独学可能です。
ただし自分自身のために学ぶのであればで、資格取得やアートセラピストを目指すのであれば独学はお勧めできません。
この記事ではその詳細と、アートセラピーを独学する方法を解説します。
アートセラピーを独学する方法
最も手っ取り早いのは、ウェブサイトまたはYouTubeで学ぶ方法です。
アートセラピーといっても実は様々な種類がありますが、初めての方にお勧めは木の絵を描くバウムテストです。
「木」というテーマが決まっているため描きやすいですし、部位ごとの分析の観点も明確で取り組みやすいです。↓は私自身がアップしている動画です。
独学の時に最も大切な事は、実際に自分で絵を描いてみることです。
アートセラピーはカウンセラーに分析・質問してもらうことでより高い効果が得られますが、描くだけで自己表現になるのが他の心理療法との大きな違いです。
実際に描いてみることで、言葉では表現しにくい思い・感情を色や絵で表現でき、絵から自己理解を深められるケースは多いです。
↓の記事も独学の参考になると思います。
とはいえプロの心理カウンセラーの元でアートセラピーを受けるのと、独学で自分1人で実施する違いはどうしてもあります。
独学のデメリット
独学のデメリットとして
- 絵を描く時に「見守ってもらっている」感覚が無い
- 分析を自分自身でやるしか無い
- 描いてもらうまで、描いてもらってからの関わり方がわからない
- 描かれたアートに対して、どのように質問して深めれば良いかわからない
があります。また、何らかのアートセラピーに関する資格取得を目指している場合、独学では不可能です。その理由を解説します。
独学ではアートセラピー資格取得できない理由
理由はシンプルで、アートセラピーに関する資格は
- 通信または通学で講座を受講する
- 試験に合格する
流れで取得するタイプが100パーセントのためです。英検のように試験だけを受け、資格取得するタイプではありません。
受講と試験がセットになっており、試験だけ受験できるアートセラピーの資格はありません。そのため通信(オンライン)か通学で学ぶ必要があり、独学での資格取得は不可能です。
また、アートセラピーに関する国家資格もありません。
ただし資格取得していなくても誰でも
と名乗ることは可能で、違法でも何でもありません。
独学でアートセラピストになることは可能
独学でプロのアートセラピストですと名乗ることは可能ですが、お勧めできません。理由は
- 無資格ではどうしても相談者に信頼してもらいにくい
- どこかで習った人と比較されると弱い
- すでに先人が試行錯誤してアートセラピーを築いているため、それを習った方が効率的
なためです。
アートセラピーと一言にいっても、バウムテスト、自由画、テーマを決めたものなど様々な種類があります。独学のデメリットは、これらの良さを体感しにくい点です。
分析には世界中で使われているユング心理学が活用されることが多いですが、独学ではかなりわかりにくです。私自身カウンセリングを習っている時にユング心理学入門の本を読みましたが、かなり難しく感じられました。
アートセラピーは心理カウンセリングで使われる心理療法の1つでもあり、テキスト主体で学ぶよりも動画講義の方がわかりやすいです。
私自身通学で受講する講座も実施していますが、遠方の方にも気軽に学んで頂けるように動画講義主体のアートセラピー通信講座を作成しています。
この講座には
- 真似して使える質問テンプレート合計11パターン
- 実際のアートセラピーカウンセリングの様子
などを収録し、アートセラピーができるようになる、アートセラピーを使って自己理解・他者理解を深められる内容にしています。
独学も良いですが、アートセラピーの良さを体感できる講座です。詳細は↓のURLをご覧下さい。
https://www.iyasi-tukurimasu.com/online/product/art-therapy/
まとめ
アートセラピーを独学で学ぶことは可能ですが、自己理解を深める、自己表現の1つとして使うのが良いです。
アートセラピストになる、誰かにアートセラピーを使うのが目的であれば、独学は不適切です。