グループカウンセリングには、個人カウンセリングでは得られない効果があります。
心理カウンセラーの井上です。先日は、ジョイカウンセリングスクール実践心理カウンセリング講座の人生脚本とグループカウンセリングの講座を開催致しました。
グループカウンセリングの方法
グループカウンセリングにも様々な種類があります。
今回は箱庭療法と絵画療法の融合した形のグループカウンセリングを実施しました。まず気になるグッズを1つ選んで頂き、さらに選んだグッズが今いる場所を絵で描いてもらっています。
このグッズと絵の様々なストーリーをお伺いした後・・・他の参加者から、Lさんへのプレゼントアート。
カウンセリングでの絵画療法(アートセラピー)で絵の上手い下手は一切気にする必要はありません。気持ちが大切です。
Lさんのご感想です。
受け入れられることで得られる癒しの感覚
まず1つ目のグループカウンセリングの効果は、Lさんのご感想にもありますが、自分のことを他の参加者に受け入れられるという「癒し」を得られるということ。
カウンセリングは「自分で自分を成長させていく」力をサポートするものでもあります。自分1人でそれがいつもできればいいですが、時にはそれが難しい時も。そんなときにはこのグループカウンセリングのように、他の人からメッセージや思いをもらうことで元気になれます。
役に立てる喜び
そして2つ目の効果は、ご自身の与える力・カウンセリング力を実感して頂けるということ。ご自身の「誰かの役に立てる」、「誰かに勇気付けを与える」力を体感して頂けます。
グループカウンセリング参加者 会社員Tさんの作品
砂漠にいるところがとても印象的です。
Tさんへの他の参加者からのプレゼントアート。
この猫さんの様々なストーリーをお伺いすると、ジプシーのように旅をし続けるのが運命だとおっしゃっておられました。楽しく旅が出来るように仲間と花を、そして足の負担が減るようにと足袋と水筒のプレゼント。Tさんもとても喜んで頂けている様子でした。
グループカウンセリングの2つの効果 まとめ
グループカウンセリングは、カウンセリングの特徴の「癒される」ということだけでなく、ご自身の与える力、他の人への役に立てる力も実感して頂けるという特徴があります。
自分の言葉かけやプレゼントで、誰かに喜んでもらえる感覚、とても尊いものだと思います。