デパートやスーパーで、幼いお子さんが「あれ買って!!!!~」と駄々をこねると対応に困りますよね。
欲しいものを買ってあげれば、当然大人しくしてくれます。でも、駄々をこねる度に毎回欲しい物を買っていると弊害があります。
それはお子さんからすると、
と学習させてしまうんですね。
駄々さえこねれば欲しいものが手に入るという思考になってしまいます。当然、教育上からしても良くないですよね。
この記事ではそんな時の対応法を解説します。カウンセリングでも使われる事が多い、行動療法という心理療法の1つの方法になります。やり方はとても簡単です。
駄々をこねたら関わらない(放っておく)
お子さんが駄々をこねたら欲しいものを買うのではなく、叱りもせず、「ジタバタしても、もう帰るよ~。」くらいに声をかけて、必要以上に関わらずそっとしときます。
子供が騒いだら周りの人の迷惑になるかも・・・と思われるかもしれません。試しに「買って!!」と騒ぐお子さんから離れて帰ろうとしてみて下さい。もしついてこなければ、ある程度の距離のところで待ちましょう。
と身を持って学習してもらいます。※3回に1回程度なら、「駄々をこねる=買ってもらえる」という学習に繋がらないので、買っても良いと思います。
これは心理学的にも確立されている方法で、行動消去法といわれています。騒いでも何もしない(関わらない)事で相手の変化を促す方法です。
注意点
注意点が1つだけあります。自分の要求を受け入れてもらえないと、突き放されたと感じられる事もありますので、普段はしっかりと愛情を持って関わるという点です。
普段ほとんど話を聞いてくれない、甘える事ができないような状態で、買い物にいっても要求を聞き入れてもらえないと、シンプルに悲しくなるだけです。
話の聴き方は、出来るだけお子さんの表情を見ながら、「そうなんだ」と受け止めて関わっていくと「自分の存在を認めてもらえている」と感じられ、自己肯定感も高まります。
具体的な聴き方については、傾聴とは|意味と使い方をわかりやすく動画付きでプロが解説の記事をご参照下さい。