心の学びは不思議なもので、
- 自分自身の深い・新しい部分が見つけられた!
- 癒やされて楽になった!
と感じるときもあれば、
疲れた・・
と感じるときもあります。
今回の記事ではなぜ心の学びで疲れを感じるときがあるのか、その理由と対処法を紹介します。
カウンセリング・心の学びで疲れる理由
自分自身の心を見つめるということは、実はかなり体力を使います。
みなさんも、泣いた後にすごく疲れを感じた経験はないでしょうか?
この疲れは、「誰かに気を使って疲れた」という類の疲れや、体を動かして疲れたという類の疲れとは、また少し違った疲れです。何かに集中した後の疲れに近いものがあります。
ですので心理の学びや、カウンセリングを受けてそんな疲れを感じたということは、自分自身の内面と真剣に向き合っているからこそでもあります。
カウンセリング・心の学びで疲れた時の対処法
あせりを感じることもあるかもしれませんが、ゆっくりと休むのが一番です。
美味しいもの・食べたいものを食べる、好きなこと・楽しいと感じることをやる、しっかりと睡眠をとる、
自分自身がやっていて楽しいと思えることを出来るだけ増やしていくと、また心に元気が戻ってきます。
私井上自身も、心理・カウンセリングを学び初めてからずっと走り続けていた訳ではなく、スクールに通い出してからあるとき、急にスクールに行けなくなったことがあります。
カウンセリングスクールに通えなくなったきっかけ
私の場合は、ちょうど学び出してから1年くらいたったときでした。行けなくなったのには、とあるきっかけがあります。何かというと
「井上くんは、もう少し先のことを具体的に決めたほうがいいよ」
とある先輩から言われたことがきっかけでした。
確かにそうだなと。私自身「カウンセラーになりたい」という、ある意味漠然とした目標は持っておりましたが具体的にどんな人のサポートがしたいとか、どんな場所で活動したいとかはなかったんですね。ただ「カウンセラーのような人になりたい」という思いがあるだけでした。
先のことを具体的に決められたらいいなという思いはありましたが、はっきり言ってしまうとそんな先のことは今決めなくても何とか日々過ごせるものです。だから私は「先のことを決めよう、先のことを決めよう」と思いつつ、しかしなかなか決められず、先のことを決めるのを先延ばしに、先延ばしにしていました。
続けることも、止めることも戸惑う時
そしてさらに、先のことを決めてしまうと、それに対して行動しないといけなくなってきます。この頃の私は学び始めて1年たったからか、カウンセリングの研修にどこかで疲れを感じていました。というのも、講座を修了して研修に入ると目標に対して様々なことに取り組む必要が出てきます。とにかく
「うまくやれない自分」
と向き合わないと先に進めません。
これはカウンセリングだけではなくて、何か目標に対して取り組んでいくと必ず出てくることです。「うまくやれない自分」を認めるのは自分にダメ出しをすることでもありますので、心の体力をかなり使います。そして自信もなくなってきます。この先本当にやれるんだろうか?という不安感も出てきます。そんな思いから私は、
「カウンセラーになるのをあきらめて、大阪から地元の岡山に帰ろうか?」
とも真剣に考えていました。
しかし、自分で決めたことはあまり覆したくないという思いと、それを覆して帰るのは格好悪いという思いも。
こうなってくると、続けることもしんどいですし、止めることもかなり強く戸惑います。
続けることも、止めることも出来ず、カウンセリングの研修や学びはやらず、アルバイトにだけ行く日々で気づけば2ヶ月経過していました。
この時期は、カウンセリングスクールに行くという実際の学びの行動自体は行っていませんでしたが、「自分自身はどうしたいのか、どうするのが自分にとって納得がいくのか」ということがいつも頭から離れない時期でした。
葛藤からの脱出
さすがに2ヶ月も葛藤していると、葛藤し続けて行動しない自分に耐えられなくなってきました。とある夢をきっかけに、またカウンセリングの研修に戻っていきましたが、そこからの歩みは自分自身でもとても力強いものだったと思います。
まとめ
今回は私自身のケースを紹介させて頂きましたが、人によって疲れの理由は様々だと思います。
そして疲れた時は一旦立ち止まって休む時期でもあると思います。休んでいるうちに、自分自身にとって大切な事が見えてきたり、心の体力が復活してくることもあります。そして「もう休んでいられない」と感じられたら、また動き出せばよいと思います。