心理カウンセラーの井上です。先日、傾聴トレーニングコース21,22を開催しました。
傾聴トレーニングでは、ただ受け身で聴くわけではなく、質問のトレーニングも含まれています。
質問には2タイプあり、相手の方が自由に話せるオープンクエスチョンと、ハイかイイエで答えられる・もしくは答えが限定されているクローズドクエスチョンに分かれます。
詳細:質問技法とは|傾聴・カウンセリングでの質問の仕方
オープンクエスチョン主体に傾聴するのは実はかなり難易度が高いです。そもそも普段の生活でほとんどの方が使う機会が少ないためです。
「~してみてどうでしたか?」「そのことについてもう少し詳しく教えてもらえますか?」といったオープンクエスチョンよりも、「楽しかった?」「昨日○○のTV見た?」といったクローズド・クエスチョンのほうが普段の生活では多く使われます。
しかし傾聴は相手が感じていることや思っていること、状況などを自由に話して頂くことが大切ですので、オープンクエスチョンのスキルは欠かせません。
オープンクエスチョンを使いながら、会話の流れを作っていくのは簡単ではありませんが、これもスキルですので意識して取り組めば必ず出来るようになります。
私自身質問は非常に苦手な方で、トレーニングに取り組み始めは質問できずに無言の間を作ってしまっていたこともありました。
オープンクエスチョンは傾聴だけではなく、普段の生活でもとても応用しやすいです。トレーニング生は、ぜひ踏ん張って習得して頂けたらと思います。