心理カウンセラーの井上です。先日、傾聴トレーニングコース11,12を開催しました。
今回はトレーニング生同士で約10分の傾聴ロールプレイを行った後、私からカウンセラー役を行ったトレーニング生に改善点をお伝えしてます。
その後は私自身が相談者役になり、トレーニング生がカウンセラー役を行っています。
傾聴は複合的な聞くスキルですので、トレーニング中は何か1つのスキルに意識を向けてそれができるように関わっていると、どうしても別のスキルがおろそかになりやすいです。
例えばオウム返し(相手の話しを的確に繰り返すスキル)に意識を向けると、そのオウム返しを普段の会話のように相手に届けることがおろそかになり、言葉があさっての方向に飛んでいって妙に不自然な会話になりやすいです。
これは傾聴に取り組んでいるとほとんどの人が経験することで、この不自然さでどうしても「オウム返しなんて意味が無い」と感じられる方もいます。
言葉を繰り返すことに慣れると、徐々に相手にその言葉を届けられるようになり、自然なオウム返しで、なおかつそれで相手の方が自分自身を客観的に見つめるきっかけを作ることも出来ます。
傾聴はスキルですので、やればやるほど馴染んで身に付きます。
スキルにプラスして、「相手のことを知りたい、相手の方と良い関係を築きたい」と思って関わると、絶対的な信頼関係(ラポール)を築くことができる関わりになります。
上手くやれないとどうしても落ち込みますが、落ち込みながら継続すれば必ず身に付くスキルです。ジョイカウンセリングスクールは頑張るあなたを応援してます!