誰でも
と思った事があると思います。
先日、ジョイカウンセリングスクールの実践心理カウンセリング講座・傾聴技法1を開催した後、参加者の方のお1人から上記のようなご感想を頂きました。開催させて頂いた側としては、得られたものがあったようで光栄です。
オウム返しの実践
講座の中で、相手の方の心が楽になる聴き方、相手の方と信頼関係を築くための聴き方として、「オウム返し」と言われる傾聴技法を実際に行って頂きました。
オウム返しとは、相手の方の言葉をそっくりそのまま繰り返して伝えるという傾聴技法の1つです。
相手の言葉をそっくりそのまま返すことで、なぜ心が楽になるのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。これは実際にやってみるとわかるのですが、相手の方の言葉を一言一句そっくりそのまま繰り返そうとすると、相手の方が言われる言葉を「本当に」集中して聴いていないとできません。
その関わりの連続で、「自分のことをわかろうとしてくれている」と相手の方に感じて頂け、信頼関係を築いていけるのだと実感しています。
実際にカウンセリングの中でも、
「彼は仕事が不安定なので、経済的なことが不安定だと結婚してはいけないと思うんです。」
とクライアントの方から言われ、オウム返しでカウンセラーから
「彼は仕事が不安定なので、経済的なことが不安定だと結婚してはいけないと思われているんですね。」
とそっくりそのまま返しても、ご自身が発したその言葉にうなずかれず、それが契機となってご自身のことを見つめるきっかけになったこともあります。
傾聴されることで自分自身を客観視できる
人の実際の姿は「鏡」を見ることで把握でき、どんな髪型なのか、今の服装が自分にマッチしているのかといったことを確認していくことができます。鏡を見ることで寝癖がもしあれば、それを自分で直していくことができます。
傾聴技法は、この「心を映す鏡」のようなものだと思います。相手の方の状況や感情を汲み取り、心を振り返ってもらう機会を作ることができるスキル。
お休みの日に、「自分自身を高めよう」「もっと役に立てる自分自身を作りたい」「もっと楽に生きれるようになりたい」という思いで講座に来られているのは、「よりよく生きていきたい」という意識の高さの現われだと思います。
傾聴のスキルは磨けば磨くほど、相手の方のお役に立てるスキルですので、是非実際に使っていってみて下さい。
※傾聴の知識やトレーニング方法などの詳細は心理カウンセラーの傾聴に詳しくまとめてます。