心理学の実践方法

カウンセラーに向いているかどうかの判断方法は?

2013年12月4日

「自分はカウンセラーに向いてますか?」と聞かれることがたまにあります。

何かをやろうとするときは、それが自分に合っているのかどうか迷ったり、不安に思うこともありますよね。

戸惑う女性

10年間プロの心理カウンセラーとして、様々な受講生と関わらせて頂きました。

質問のセンスがあり、かかわり方が上手く、傾聴ができる初級カウンセラーのスキルチェックに1回か2回で「スッ」と合格される方もいました。(平均的には4,5回受けて合格するスキルチェックでした)

特にかかわりのセンスがあるわけではないけれど、何度も粘り強くトレーニングに取り組まれる方もおられました。

センスがある人でもプロになるのを途中で止める人もいますし、逆にセンスがあるわけではなくても、トレーニングを粘り強く続けられてプロになられた方もおられます。

「カウンセラーになる人」は、自分がそれに向いているかどうかというよりは、とにかく

「プロになるために取り組み続けた人」 です。

そして、プロになれたから良い、なれなかったから良くないというものでもないと思います。

自分が好きだと思うこと、やってみたいと思うこと、今の自分に必要だと思うことで、取り組みやすいことをまずやってみて、やったその結果、もっとそれをやってみたい、続けたいと自分が感じたら続ければよいと思います。

私自身もプロのカウンセラーになるまで、そしてなってからもそうしてきました。

敢えてカウンセラーに向いているかどうかを判断するとしたら、

「自分がカウンセリングが好きかどうか?」

というところを大切にされるといいと思います。好きなことに触れていたり、携われているのは本人にとっても健康的なことですよね。

普段暮らしていると、どうしても「必要なこと」に取り組まないといけないときもありますが、出来るだけ自分が好きと感じられること、楽しいと思えることをやったり、物に対しても好きな物を身近に置いておきたいと思います。

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  • この記事を書いた人

井上 隆裕

ジョイカウンセリングスクール代表。福岡にて心理学・コミュニケーションセミナー、心理カウンセリングを実施。2004年よりプロとして活動してます。プロフィール

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